今月の1冊は「刑事捜査の最前線」単なるルポではなく、人間のドラマとなっていた
お勧めです。
2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2211
ナイス数:86
鑑定人 氏家京太郎 (双葉文庫 な 47-03)の感想
御子柴弁護士のシリーズで、登場した鑑定人の氏家の物語。 中山ワールドの描く人物は皆魅力的だ。ヤメ検の吉田、部下の橘、千葉県警のアマゾネス、医大の変わり者。それぞれのキャラクターがその役割で活躍する。得意のどんでん返しはすこし甘いが、科捜研との確執をいれて物語の展開が小気味よい。直前に実際の捜査の本を読んだだけに科学捜査が現実的だった。これシリーズ化してほしい。
読了日:02月28日 著者:中山七里
刑事捜査の最前線 (講談社+α新書 877-1C)の感想
サツ回りの記者が長年の取材の中で、警察内部から事件や操作方法の変遷などを資料を交え丁寧に語る。何よりも警察官の事件解決への執念や努力の姿を浮き彫りにした。そして、ただ賞賛だけでなく、負の面も記している。指紋や防犯カメラ、DNA鑑定など捜査方法は変わっても最終的に人間力だということが心に響いた。ドキュメンタリーとしても秀逸である。
読了日:02月23日 著者:甲斐 竜一朗
はじめてのの感想
今年一番の外れ本。4人の作家が「はじめての」テーマに書いたのだが、どれ一つとして面白い話がない。つらくてなんども止めようとしたが、読んでしまった。宮部みゆきのSFもプロットも世界観もダサすぎて、SFをバカにするなと言いたくなった。ああ何かいい本をすぐに読まなければ収まらない。
読了日:02月19日 著者:島本 理生,辻村 深月,宮部 みゆき,森 絵都
真犯人 (小学館文庫 し 6-10)の感想
過去と現在の犯罪の繋がりが、昭和と平成の時代背景やその移り変わりを見事に表現している。警察小説であるが、生身の人間の物語としてもよく構成されている。一つの事件に多くの人間の人生が関わってくる。切なさと少しの希望の物語である。
読了日:02月16日 著者:翔田 寛
休養学基礎: 疲労を防ぐ! 健康指導に活かすの感想
日本人は働き過ぎ、でもそれは本当に実りのあるは働きなんだろうか。その質が問われる時代となった。バブル期は長時間働くのが良しとされ、また、それだけ成果も上がった。しかし、今はライフワークバランスが提唱され、働く側の意識も変わっている。人手不足のなか、休養を積極的に押し出すことが雇用確保になるかもしれない。内容はそんなに目新しくないが、参考になることもあった。
読了日:02月10日 著者:杉田 正明,片野 秀樹
新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫 か 115-4)の感想
もともと医療物はあんまり好きではないが、評判の高い著者を選んだ。一年生医師の世良の中心に医療ミステリーが展開する。個性ある先生と過去の事故そして、医療の発展と様々な要素を組み合わせて読ませてくれた。医療用語がさっぱり想像つかないのが残念だが、その雰囲気は伝わった。
読了日:02月08日 著者:海堂 尊
ザイム真理教の感想
その前に「書いてはいけない」を読んでいたので順序が逆だったようだ。書いてある内容はにわかには信じられない財務省の話。これが本当だとしたら、恐ろしい状況になっている。私も個人的に引退した官僚を知っているが、その人も天下りで3年ごとにびっくりするくらいの退職金をもらっていた。そこは本当の話である。直近の自民党総裁選も高市さんは財務省反対派だった。もしかしたら財務省が動いたのか。
読了日:02月06日 著者:森永 卓郎
書いてはいけない――日本経済墜落の真相の感想
日本のタブーとされた。ジャニーズのこと森とも問題。そしてあのボーイング123のことがちょっと信じられない。自衛隊との事故はあったかもしれないが、民間航空機を撃墜する事があるのだろうか。でも知人が奥多摩の上空を異様な低い姿で飛ぶ旅客機を目撃したといっていたので、鮮明に記憶している。事実はいつになったらわかるのか。それとも永遠の謎となってしまうのか。今回のフジテレビの件もそうだが、マスコミはもう「終わっている」と思った。
読了日:02月04日 著者:森永 卓郎