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読書 5月読んだ本

今月の1冊は「バリ山行」山の中を歩くドキュメント、そして人生を語る 面白かった

そして、時点として「面白すぎる日本史の授業」歴史好きには最高の一冊

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2109
ナイス数:108

面白すぎる!日本史の授業: 超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす面白すぎる!日本史の授業: 超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす感想
題名からして大げさなだなと思ったら、びっくり!我々が習っていた歴史とは全く違うことが研究によって解き明かされている。一様、社会の教師の資格があって、歴史には詳しいつもりだったが、自分がいかに時代遅れなのか痛感した。巧妙な語り口がまた面白さを倍増させる。こんな教科書で勉強したら楽しいだろうな。歴史好きが仰天する内容が満載。
読了日:05月31日 著者:河合敦,房野史典
夜がどれほど暗くても (ハルキ文庫 な 21-1)夜がどれほど暗くても (ハルキ文庫 な 21-1)感想
ストーリーの展開はさすがだけど、所々安易な進め方があるようだ。マスコミ批判もそうだけど、息子に対する距離感は自分にも思い当たる節があってちょっと辛い。仕事人間といいながら逃げている所があるんだよね。作者の得意などんでん返しを期待していたが、まぁそれでも最後にみんなが救われたのはいいのかな
読了日:05月26日 著者:中山七里
バリ山行バリ山行感想
山小説で、題名がおもしろそうなので何の先入観無く読んだ。読み進めていくうちに人生の問題と山行がシンクロしていく。生々しい日常となによりも詳しすぎしつこいほどの山中の描写。波多の心中の動きが見事に伝わる。山やの私にとって現実感が際だって伝わってくる。読み終わったあと不思議な高揚感といい意味での後味の悪さが残った。そして、あとから芥川賞受賞ときいて、ちょっとびっくり。大衆小説のような感じだ。妻鹿の生き方がギャンブラーのようで、憧れと怖さを思う。これは山やにはおすすめの純文学だろう。
読了日:05月21日 著者:松永K三蔵
朝からブルマンの男 創元ミステリ短編賞受賞作朝からブルマンの男 創元ミステリ短編賞受賞作感想
ホームズ好きが書いた小説なんだろうなと思えるストーリー。日常の風景から謎解きになるというが、あまりのも設定など幼稚で、穴だらけである。そんなうまく行くものかと思ってしまった。鮮やかに解決??安易なハッピーエンドですっきりしない。うーんこれで賞をとるとは
読了日:05月20日 著者:水見 はがね
嘘つきたちへ嘘つきたちへ感想
新人賞受賞作と知って読み出すが、怪しい雰囲気を出しながら展開は進む、少し退屈になった。しかし、最後に一気に展開しラストは秀逸、才能を感じた
読了日:05月17日 著者:小倉 千明
華岡青洲の妻 (新潮文庫)華岡青洲の妻 (新潮文庫)感想
てっきり青州の出世物語だと思ったら、どろどろとした嫁姑の争いが中心だった。まぁ女性同士の心理合戦の争いはさすがに迫力があるが、なんかそればっかりで食傷気味になった。多かれ少なかれ、古今東西嫁姑問題はある。今は核家族化が進みここまでの例は少ないだろうが。
読了日:05月16日 著者:有吉 佐和子
二人の嘘 (幻冬舎文庫 ひ 23-1)二人の嘘 (幻冬舎文庫 ひ 23-1)感想
これは現代のロミオとジュリエットだ。判事の礼子のクールさが際だつ。そして蛭閒の実直さと優しさが次第に明らかになっていく。不幸な生い立ちの二人の魂が呼び合う。なんと悲しい結末だろう。人生の喜びとはかなさをひとときに味わい。蛭間は救われたのだろうか。玲子はどうなってしまうのだろうか。翼が傷ついた鳩は飛べなかった。
読了日:05月12日 著者:一雫 ライオン
影法師 (講談社文庫 ひ 43-4)影法師 (講談社文庫 ひ 43-4)感想
いわゆる時代劇の立身出世物語だが、作者はさすがにちょっと趣向を凝らしている。人を殺した男が成功してしまい、納得が行かないが点がある。普通なら最後は死が待っていてもおかしくない。彦四郎は漢である。だが好きな人と人生を捨てて友と国を守った姿が哀れ。国を表で動かした者と陰で支えた者。男の友情をミステリー風にしたのもおもしろい。男女の悲哀も描いていて読み応えがあった。
読了日:05月06日 著者:百田 尚樹