多趣味の扉

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読書 8月読んだ本 

今月の1冊は 『本が紡いだ5つの物語』

  オムニバスだが、一つ一つの物語がしっかりして最後上手く融合できている

8月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3050
ナイス数:99

静おばあちゃんと要介護探偵 (文春文庫 な 71-4)静おばあちゃんと要介護探偵 (文春文庫 な 71-4)感想
静ばあちゃんと玄太郎じいさんが、文句を言いながら探偵ごっこをする。でも、内容はシビア。老人問題などを扱いながら尚かつ事件を織り込んでいく。どんでん返しも用意しなければいけないので、かなり大変だったろう。ちょっと無理筋の話もあったが、楽しく読めた。日本版ミスマープルかな
読了日:08月31日 著者:中山 七里
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)感想
日本製紙の社長が、ギャンブルで100億以上『溶かした』話。どんな阿呆か笑ってやろうと読んだ。しかしである。確かに反省していると言っても過去の自慢話。芸能界とのつきあいやいかに仕事ができたかを一見控えめな表現だが、自慢たらたら、減刑最高裁まで争ってその理由は、借金をすべて返したし誰も迷惑かけていないとほざく。実刑を免れようなんて破廉恥な男なのだろう
読了日:08月22日 著者:井川 意高
余寒の雪 (文春文庫 う 11-4)余寒の雪 (文春文庫 う 11-4)感想
男であればなにも問題ないものを、女という立場が剣士の夢をまっすぐに遂げられない。しかし幼い子供を通じて本来の女の性に目覚めていく。素直な文体ではかなさを感じる。余寒の題名にぴったりである。
読了日:08月20日 著者:宇江佐 真理
日航123便墜落事件 隠された遺体日航123便墜落事件 隠された遺体感想
森本卓郎さんが最後の本『かいてはいけない』で書いていた日本のタブーの一つで、日航事件のことで紹介していたので読んだ。んーとうなることばかり、本当だとしたら、すごいことである。今でこそマスコミの偏向報道が話題となっているが、それどころではない。国が関与して情報を隠していたとすれば、大問題である。今年は事件が起きてから40年目ということで深く思う所があった。
読了日:08月19日 著者:青山 透子
本が紡いだ五つの奇跡 (講談社文庫 も 60-1)本が紡いだ五つの奇跡 (講談社文庫 も 60-1)感想
いわゆるオムニバス。一つの大きな流れの中にそれぞれの人生が関わってくる。一つ一つの物語りが丁寧に語られているので、一つの物語だけで十分な深い話となっている。ちょっと奇跡が重なり過ぎていることはあるが、読み終わって充実感があった。
読了日:08月18日 著者:森沢 明夫
ドヴォルザークに染まるころドヴォルザークに染まるころ感想
地方の小さな小学校が廃校になる。卒業生は地域の人たちが集まって最後の祭りが開かれる。そこに集うの人々のそれぞれの人生が開かされていく。そうなんだ他人からみたことと、本人の思っていることは別なのだ。同じシーンでそれぞれの立場で発言したり、考えたりするところが面白い。私も子供の頃はこんな風な学校に通っていた。物語の夕焼けを見たような気がした。
読了日:08月17日 著者:町田そのこ
「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書)「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書)感想
歴史は好きだが、近代史は詳しくない。歴史を語るのは難しい。どうしても思想が入ってしまうからだ。そして、今までマスコミや作家連中にはいわゆる自虐史観が横行していた。日本は戦争犯罪国だとか、悪い国というイメージを植え付けてきた。素直に日本が好きだと声を上げられるようになったのだ。考えると当たり前のことが今までできなかっただけなのだが、だからこの本もどちらかと言えば左寄りかなと思っていたが、中立に近い考え方をしているのでほっとした。戦前の日本を点数にしたら65点という評価。微妙だが、まあ納得できる範囲
読了日:08月15日 著者:辻田真佐憲
標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公(1) (双葉文庫 お 02-17)標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公(1) (双葉文庫 お 02-17)感想
ストーリーとしては、面白いしテンポもいい。はずかしながらハードボイルドの大作家の著者の本ば呼んだことがなかった。デビュー作らしい。しかし今との時代の差がありすぎて小説の古さが際立つ。まだ携帯電話もない時代のものだから、仕方ないけど。簡単に調査が進むのも安易過ぎないか。でも、この書かれた時なら、きっともっと面白かったろうと思った。
読了日:08月11日 著者:大沢 在昌
鬼の哭く里鬼の哭く里感想
これは、令和の『八つ墓村』か。著者には珍しく神秘的な雰囲気を醸しだしながら、都会から来た男が颯爽と事件を解決する。ちょっとトリックが苦しいが、ラストのどんでん返しはわかってしまったが、この終わり方はいいね。ますます著者のファンになってしまったかな
読了日:08月04日 著者:中山 七里