カード会社の甘い罠
古い西部劇で、『リオ・ブラボー』という
名作映画があった。主演のジョン・ウェイン
がかっこよかった。
しかし、これとは違う。同じブラボーでも
W杯の長友でもなくカード会社が叫ぶのだ。
『リボ・ブラボー』と
普通は、カードで買物をすると翌月に代金
を請求される。しかしリボ払いにすると
契約した一定金額(例えば1万円)しか口座
から引き落としされない。だからいっぱい
買物をしても支払いの心配がなくなる。
では、なぜカード会社は、積極的にリボ払い
を推奨するのだろうか。それは、手数料の事
である。通常カード会社は、売り上げた金額
の約2・3%を販売者からもらう。現実には、
小売店の請求から手数料分を引いた金額を
小売業者に振込みをする。しかしリボ払い
だと1回で10%前後手数料をもらうことが
できる。支払うのは当然払う本人となる。
ちなみに楽天カードだと15%の手数料とな
るそうだ。そして、その手数料も別に支払
う訳ではなく、決められた金額の中に含まれ
るから10万円買って、1万円づつ払って10回
では終わらず、11回となってしまうだろう。
ちょっと試算すると楽天カードでリボ払い
50万買物して5千円の毎月リボ払いにする
とその後追加で買わないと前提にして約
8年弱支払いが続く。そして手数料全体
だと元金の半分25万円近く払うことに
なる。
さらに、カート利用者は、来月の支払いの
ことは考えずに、どんどん買物をしてくれる
のだ。カード会社は、ダブルでお得なので
ある。だから、我々はどんなに勧められても
こう言い放とう。
ノー・リボ・ブラボー