多趣味の扉

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進化する人間ドック

毎年人間ドックを受診している。

もう数十年になるか。

幸い重大な病気等は

発見されたことはないが、

背が若いとき縮んでいるのが残念だ。

さて、人間ドックも機械化によって

様変わりしている。

一番は、タブレットの導入である。

以前は、女性の係りの人が

ボード片手に声を張り上げて

順番通り呼んでいた。

それが機械化で、空いている検査を

順番関係なく組み込んでいく。

受診者もタブレットに示された

検査場所に行けばいい。

だから時間が大幅に短縮した。

前は半日かかったものが、

2時間とかからず終わる。

そして、先生による審査の所見も

デジタル化ですぐに結果がでるので

その場で簡単な説明も聞ける。

タブレットも空いている時間に

雑誌が読めるようになっている。

ただ一つ残念なのは、

検査が終わったあとのおいしい昼食が

なくなってしまったことだ。

変わらないは、バリウムを飲んで検査すること。

台の上で右回れ、うつ伏せ、仰向けと踊らされ、

おなかを圧迫される。

次第に方向感覚がなくなり、

頭を下にされて苦しい。

少し改善されたのは、

以前よりバリウムの量が少なくなり、

ちょっとおいしくなったことくらいか。

そのうち担当の人も人間から

アンドロイドに変わるかもしれない。