多趣味の扉

好きなことを話そう

犬 最期のロッキー 

最後に飼った犬が黒柴

迷い犬だった。

ワイフがパートで勤めた会社の

最後の日に迷いこんできた。

別になにをしたのでもなく、ワイフ

の机の下でじっとしていたらしい。

ワイフから連絡があり、黒い犬が

いるんだけど迷い犬みたいで、どう

しようと言われた。ついてきたら

飼ってもいいよと軽く答えた。

ワイフはみんなに最後の挨拶をして

帰ろうとしたときに、起き上がり、

車を開けたら、乗ってしまった

とのこと。家につれて帰った。

しかし、夜になると吠える。そして

止まらない。近所迷惑となるので、

玄関に入れて、私はそこで横に

なった。そして、吠えるたびに怒って

とうとう一晩過ごしてしまった。

すると、観念したのかその後は

無駄吠えはしなくなった。そして

私の言うことを利くようになった。

名付け親は、ワイフ。信念がある犬

ロッキーはぴったりだった。

 

あるとき、散歩途中に近所に鶏を

買っている家があった。その場所で

白菜がこぼれていた。なぜか噛んで

はなさない。それがきっかけで

味をしめて白菜が大好きになった。

キャベツやレタスはだめ、

白菜を見ると涎を垂らすくらいに好き

なのだ。そしてあげるとこりこりと

いい音をたてて食べるのだ。

違いのわかる犬だった。