遊歩大全(パーフェクト・ウォーカー)
コリン・フレッチャー著 芹沢一洋訳
初めて手にしたときは、衝撃というか
バックパッキングと言う言葉とともに
新鮮だった。
それまでは、登山、ワンダーフォーゲルと
いう言葉しかなかった。
そして、自然に対する挑戦を意味
するようなことだった。
それが、自然保護思想を根底にした、
自然の中で過ごすことを提唱していた。
そして、本自体もカタログ的に商品を
紹介していた。
どれも、アメリカの最先端の技術を用いた
アウトドア用品が垂涎の的だった。
いかに楽しく野外で過ごすかが
目的の物ばかりだった。
その象徴としての、シェラカップ。
ダウンベスト。マウンテンパーカー。
どれもかっこよくて、しかも実用的。
野暮ったい登山用具と違っていた
しかし、残念ながらその当時は、
手に入らなかった。外国のカタログから
個人輸入するしか方法がなかった。
今でも本棚の一番いい場所に収まっている。