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運転免許書換え 顛末記

埼玉県は、鴻巣の運転免許センター1カ所である。

今までは、地元の警察ですんでいたが、

ちょっとした違反をして、本当に何十年ぶりかでここに来た。

誕生日を挟んで前後2ヶ月の間に更新シなければいけない。

休暇を取った日は誕生日その日だった。

しかし、遠い。遠くてもいいのだが、駅からのアクセスが悪い。

悩んだ末、天気が大丈夫そうなので、大好きなバイクで行くことにした。

約1時間ちょっとの道のりである。これを電車で行くとなると、

乗り継ぎ時間を考えると2時間くらいになってしまう。

鴻巣周りは、幹線道路以外は、田舎道で信号が少ないので、

快適にとばすことできる。

金曜日の朝一番の受付するため家を出発。

着いたのが8時。駐車場は広い。バイク用もスペース、でかい

もう受付に人が8列程で、1列で12、3人並んでいる。

並んでいる人を見ると若い人で、

入れ墨をしている人が結構いる。

また、一見して外人だとわかる人もいた。8時30分受付開始。

案内はがきと、旧免許証を出して、確認。

誕生日だからおめでとうぐらいは言ってくれるかと少し期待したが、

当然、事務的に終わった。

次は、申し込み書を記入して、県証紙を購入。

更新手数料と講義代として3850円。

そこで、手続きするお姉さんは、少しためらいがちながら事務的に

「安全協会の加入にご協力いただいております。同意いただければ会費を」

と言ったところで、最後まで聞かずにすかさず言う。

「すいません。今日はこれしか持ち合わせがありません。」

そんなこともあろうかと、ぴったりの金額を封筒を差し出す。

こんな時にカッコつけて1万円札などを出したりすると互いに不幸だ。

断りをする引け目と相手の気まずさを少しでも和らげようとする作戦が実った。

そういうとあっさりとそして、幾分ほっとした雰囲気で、

事務的に証紙を貼ってくれた。

次に視力検査を行い。通過すると写真撮影。

免許証写真だから少しは髪を整えてと思って櫛を持ってきたが、

はい次の人と強めの呼びかけにせき立てられて、

小さい機械の前の鏡に向かって、

髪を撫でつけるだけで、写真を撮られた。

終わるとまた上の階へ行くように指示された。

途中の階段で、なにやら忙しい男が後ろからドタドタと来て

私を抜かして受付をした。

こいつ順番守れよと心の中で叫んだ。

受付で番号の教室を指示された。

9時半から講義で、11時までとなっている。

ここまで、かなり忙しかったから、のどが渇き、

教室を出て、自動販売機を探す。

見つけて500硬貨を入れるが、戻ってきてしまう。

どうやら新500円硬貨は受け付けないようだ。

不幸中の幸いだったのが、のどが渇いて眠くならなかったことだ。

講義する人は、優しい感じでとても警察官のOBには見えなかった。

(みんなが警察官OBとは限らないか)

講習は長いからみなさん寝ないでね。

そして、どうしても眠くなったらみんなに迷惑かけないようにとの言い方

あ,寝ても怒られないんだね。ずーと昔、免停をくらった時の講習は、

「おめえら、寝たらただじゃおかない。免停の期間を短縮してやらねーから」

(もちろんこんな乱暴な言葉は使っていない)という雰囲気とは全く違った。

今回の講習は、軽度の違反者と初めて免許の書換の人もいるからかもしれない。

講習内容は、交通事故の県別発生表や県内の地区別事故表、

道交法の改正などの説明のあと、恒例のビデオ。

最近は、ドライブレコーダーがあるので、生々しい。

本当に人が吹っ飛んでいるところもある。

1時間たって、休憩時間となったので、

階下にあった売店で、やっと飲み物を購入できた。

同じ階にいくつもの教室があるが、

受付順に講習時間をうまくずらしている実施しているようだ。

さすが毎日何百人も受付をしているだけあって、システマチックで無駄がない。

後半は、事前に配られた、ドライバーの心理テストから始まる。

質問に「ハイ」「いいえ」と答えて行くものだ。

そして、それぞれの点数で、その人の運転の傾向がわかるものである。

その後で、また講習、違反点数の関係を説明していた。

左隣の席は、30歳くらいの女の人だったが、

腕に入れ墨があり、少しやんちゃな感じだった。

しかし、まじめに講習をうけていた。

周りの人をみても寝ている人はいなかった。

最後にまたビデオ今度は、運転技術の関係であった。

意外だったのは、事故を悔いるビデオがなかったことだ。

会社の関係で、安全運転管理者の講演などは、必ず、

その手のビデオで気を引き締めさせるのだが、

それがなくてちょっと拍子抜け。

まあ、予定時刻の11時ぴったりに、

講師の人から出来たての免許証を手渡された

写真は、まあまあこんなもんかくらいの仕上がり。

家を出てから帰るまで、都合6時間弱。

次回の免許更新は、地元の警察でしたいな・・・でした。