4月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2532
ナイス数:110
バルタン星人を知っていますか?: ~テレビの青春、駆け出し日記~の感想
子供時代、夢中になったウルトラマンやバルタン星人それを創った一人としての回顧録。
ウルトラQやウルトラマン。初期の頃の特撮の苦労話、あの世界の円谷英二監督の仕事ぶりなど著者の飯島さんが後書きで述べている通りその裏話を聞くにつれ自分の少年時代が思い起こされた。この手の裏話大好きである。
読了日:04月25日 著者:飯島敏宏+千束北男
諜・無法地帯 暗躍するスパイたちの感想
著者が外事警察に勤めていたことの経験を基に現代のスパイの実体を書いている。国を守る思想が欠如している日本人。自衛隊もスクランブルして、領海侵犯の不審機に対してこちらから打てない。もし、先に発砲すると殺人罪となってしまう。日本の国は個人の正当防衛で守っているという現実。C国のスパイに籠絡されている政治家が多いのだろう。平和平和と唱えていればだれも日本を侵略しないと考えているおめでたい連中ばかりである。侵略してくる無法国家から守れない欠陥憲法を国力があるうちに改正しなければ。世界がきな臭くなっている。
読了日:04月21日 著者:勝丸 円覚
夜明けのはざま (一般書)の感想
人生って割り切れないところがあるね。色々な問題があり乗り越えられないこともある。そんな現実的な人間ストーリーが展開する。きっと女性なら共感する人も多いのだろうと思う。物語にハッピイエンドを期待するけど人生は、みんなうまくいくわけがない。心は残るけど、でも終わり方は納得した。
読了日:04月20日 著者:町田 そのこ
春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)の感想
くらまし屋シリーズ第2弾。人情噺や剣での決闘シーンなど盛りだくさん。どきどきしながら展開を読み進める。平九郎の過去やライバルの存在。シリーズがこれから盛り上がるだろう設定に心が躍る。弥勒シリーズとともに楽しみがまた一つ増えた。
読了日:04月19日 著者:今村翔吾
渇水 (角川文庫)の感想
芥川賞候補にあがったらしいが、話全体が暗くて読んでいて気が滅入る。表題の渇水は、まだよかったが、2作目は、ホラー小説みたいで読むのが気持ち悪かった。私には合わない作家である。
読了日:04月18日 著者:河林 満
番士 鬼役伝 (光文社文庫 さ 26-42 光文社時代小説文庫 鬼役伝 1)の感想
人気シリーズの原点らしい。さすがに読ませる。伊吹求馬の出世物語、剣術のトーナメント試合に勝ち抜いたと思えば、お嬢の忍野に簡単にやられてしまったり、忍び過ぎて好きな人を逃したと思ったら、からくり屋敷の数々の仕掛けをくぐり抜ける冒険ありで色々話題満載でおもしろかった。本編の前の話らしい続けて読みたくなった。
読了日:04月16日 著者:坂岡真
ラブカは静かに弓を持つの感想
題名のかっこよさに惹かれて読んだ。物語の登場人物が会話のやり取りのなかで、突然伝聞調になるのが、違和感があり不思議な感じであった。チェロの事がもっと知りたくなった。自分でもピアノを少し弾いていたことがあったが、なんんだか、もう一度習いたくなってきた。
読了日:04月07日 著者:安壇 美緒
花を呑む (光文社文庫 あ 46-10 光文社時代小説文庫)の感想
大好きな弥勒シリーズ。江戸版ホームズとワトソン。信次郎と伊佐治のやりとりが痛快。不可解な事件を解き明かすだけでなく、伊佐治一家の事件を通してほのぼのとしたり、遠野屋の過去を引きづるやるせなさ。色んな要素を盛り込ませて飽きさせない。
読了日:04月02日 著者:あさのあつこ