多趣味の扉

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サッカー マリーシアと潔さ 

ブラジルでは、マリーシアという

ポルトガル語が作られた。あえて

日本語で当てはめれば「狡猾さ」

そして日本人にはこの「狡猾さ」

が無いという。確かに日本人は

ずるいことをして勝ってもあまり

誉められない。逆に正々堂々勝負

して負けても”潔い”と言われるのだ

少し昔になるが、高校野球

松井秀樹が5連続敬遠され、

打たせてもらえず結局敗れた。

破った相手の監督はさんざん批判

された。ルールに抵触しているわけ

ではないので、不正ではない。でも

日本人のほとんどは「潔さ」が好き

なのだ。スポーツと教育を結びつけて

きた歴史もある。

今回、なでしこの池田監督は、

カザフスタン戦において、

パス回しだけで時間を使った。

次の五輪最終決戦での有利な

組み合わせをねらったものだ。

あいてのカザフスタン

そのままであれば、史上初めて、

五輪の最終予選に行けるということで、

あのようなゲームになった。

対戦相手としても、オーストラリアは怖い

そして、それよりもホームアンドアウェイ

という試合なので、短期間で真夏の豪州と

真冬の日本の往復と移動距離を考えると

苦渋の決断だったろう。

あとは結果であるが

それは、祈るしかない。

欧州などは、欧州人がゲームで勝てなく

なるとルールを変えることを平気でする

人たちだ。例を上げれば、スキージャンプ

や複合のルール変更で、日本人に不利に

なるように変えた。

日本人の正直さは、すばらしい。

でも世界は違うのだ。

だから、勝つための最大限の努力をした

池田監督を非難しないでほしい。

ハーフタイムで監督はみんなに説明を

したとのことだ。そしてみんなは納得して

後半にのぞんでいった。

こうなりゃ、北朝鮮を徹底的に叩いて

イチロー選手じゃないけど今後10年

日本には勝てないと思わせるくらい

勝ってくれ。

あのデブに思い知らせてくれ

期待しているよ。なでしこ