多趣味の扉

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読書 10月 読んだ本

10月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2483
ナイス数:93

民王 (角川文庫)民王 (角川文庫)感想
著者の本は、熱くなりすぎて、引いてしまうことがあったが、この本は、力が抜けている分ユーモアがあって、思わず笑ってしまった。読み終わった後の爽やかさも人によって評価が分かれると思うが、私は、好きだ。
読了日:10月30日 著者:池井戸 潤
読書脳読書脳感想
自己啓発本だな。どうしても上から目線。読書して何か得られないといけないのか。漫然と読んだらアホでしょなんて言い方。本の中で言っていることが矛盾していることがある。 本人が気づかないのなら、編集者が指摘すべきであろう。楽しくなきゃ読書じゃない派である。せいぜい読書で日本を救ってください。今回楽しくなかったのに読んじゃった。おっと私も自己矛盾している。
読了日:10月24日 著者:樺沢紫苑
法廷遊戯 (講談社文庫)法廷遊戯 (講談社文庫)感想
さすが弁護士、法律のやり取りは、専門分野でむずかしいが、罪と罰、無罪と冤罪。正義とはなにか、真実とは、無辜の救済などの哲学的な法律問題を優しく、そして興味深く書いている。法に興味ある人や法学部の学生は読むべきだ。面白かった。
読了日:10月22日 著者:五十嵐 律人
生協の白石さん生協の白石さん感想
ずいぶん前に話題になって、一時はベストセラーとなっていたと思う。読んでみたかったが機会がなかった。東京農工大学を知らなかったから、てっきり架空の話かと思っていたので、実在の人物がいたというのに驚いた。白石さんの思いやりとユーモアあるやりとりが絶妙で、話題になったことがわかった。突飛な質問に自分ならどう答えるだろうと考えてしまった。でも私ならこんなにうまく答えられないだろう。
読了日:10月17日 著者:白石 昌則,東京農工大学の学生の皆さん
祝祭のハングマン祝祭のハングマン感想
本編に入るまでが長い。警察官の主人公の父が殺され、それの敵打ちで、殺してしまうなんて、だめでしょ。いくら法の裁きができない事だといっても、仮にも法の番人なんだよ。 物語の中でも、会社の裏金作りの口封じのために3人も殺してしまうなんて、ヤクザの会社だってやらない。ましては、 中堅ゼネコンがやるわけない。ちょっと非現実的過ぎる。 続編もあるのかな、痛快というより、心配。少なくても警察はやめなくちゃね。
読了日:10月15日 著者:中山 七里
古本食堂 (ハルキ文庫 は 16-1)古本食堂 (ハルキ文庫 は 16-1)感想
食事と言うほど重くない話。街の古本屋さんをめぐる人間模様が平凡に書かれている。悪い人がでてこないから安心して読めるが、あとに残らないかな
読了日:10月15日 著者:原田 ひ香
黄色い家 (単行本)黄色い家 (単行本)感想
非常に評価が難しい。ただ、一人の少女の心情や取り巻く環境などの描写がすごい。結局なんなのだろうかと考えさせられる。どこかで読んだようなと思っていたら『サラバ』のイメージだった。すべてハッピーエンドを望まないが、ラストがこれかという、考え落ちはなにか落ち着かない。
読了日:10月09日 著者:川上未映子</