多趣味の扉

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活中者 5月の読書記録

5月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2048
ナイス数:48

密告はうたう 警視庁監察ファイル (実業之日本社文庫)密告はうたう 警視庁監察ファイル (実業之日本社文庫)感想
警察内部の監察という仕事があると初めて知った。民間の内部監査に該当する部署。ミステリータッチで謎解きや次の展開が気になり、読み進めた。人物の表現が巧みで最期まで楽しめた。
読了日:05月21日 著者:伊兼 源太郎
光圀伝 (下) (角川文庫)光圀伝 (下) (角川文庫)感想
いやぁ、痛快・痛快。まさに現代の『水戸黄門漫遊記』である。作者の想像力からの物語の展開が素晴らしい。ただ、読み物としてだけでなく、文学のような要素を取り入れている。水戸の尊皇思想の源泉をここにするという発想。こんな物語を読めばだれでも歴史が好きになると思う。
読了日:05月17日 著者:冲方 丁
光圀伝 (上) (角川文庫)光圀伝 (上) (角川文庫)感想
水戸光圀というとテレビシリーズの東野英二郎を思いだしてしまう。あの好好爺としたイメージである。しかし、その要望はまるで逆のようである。確か日本で最初にラーメンを食べた人などといわれているが、変わった人だったようだ。文体の力強さに引き込まれ、すっかり江戸時代にタイムスリップした。下巻が楽しみである。
読了日:05月13日 著者:冲方 丁
てらこや青義堂 師匠、走る (小学館文庫 Jい 3-1)てらこや青義堂 師匠、走る (小学館文庫 Jい 3-1)感想
元忍びの十蔵の寺子屋の筆子たちの冒険物語。忍者の術対決や交流に正当派時代小説の王道を見る。やっぱり勧善懲悪で終わり方がいいのが最高です。
読了日:05月07日 著者:今村 翔吾
日本サッカー代表監督総論日本サッカー代表監督総論感想
カタール大会を終わった後で読んだための西野監督のロシア大会後の発言が予言になったようだ。カタール大会もグループ抽選を見たときには、厳しいと誰もが思ったはずだ。しかし、蓋を開けてみれば、本気のドイツとスペインを破って首位通過した。そして、この本でロシア大会までの課題だった選手交代で結果を残すこともできた。森保監督は、結果をだしたということで、続投が決定した。次のアメリカ、カナダ大会は、ベスト16の壁を越えることができるのだろうか。 著者の考察はいつも感心している。
読了日:05月01日 著者:戸塚 啓

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